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内池直人の  『 ワインを巡るよもやま話 』

ワインは、単なる飲み物ではありません。
一杯のグラスに、長い歴史、土地の風土、造り手の情熱、そして飲み手の思い出が詰まった奥深い世界です。
本コラム『ワインを巡るよもやま話』では、ワインのスペシャリスト、内池直人が、その知識と経験をもとに、
ワインの魅力をさまざまな角度から紐解き、知られざるエピソードや役立つ豆知識をお届けします。
ワイン初心者の方も、愛好家の方も、思わず「なるほど!」とうなずき、
いつものワインがもっと美味しく感じられるような、そんなコラムをお届けしていきます。

●執筆者 ご紹介

 

●第8回「異文化感満載の国境付近ワイン その2 ジュラ」

2025/12/22
ジュラ(仏 Jura)は、フランス東部の、スイスと国境を接するジュラ山脈山間部のワイン生産地です。アルプスを擁するスイスとも近く、山間で冬には降雪もそれなりに多いために、閉ざされたイメージがあり、時計産業で有名なお隣のスイスで働く職人の多くはこのジュラ出身者だそうです。・・・・・

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●第7回「異文化感満載の国境付近ワイン その1 アルザス」

2025/11/25
事前の予想に反して(?)大好評のうちに閉幕した大阪万博でしたが、そのフランス館で公式のゴールド・パートナーとなっていたのは、アルザス・ワインでした。フランス館の展示の中にアルザスが史上初めてワイン産地として公式出展され、オブジェが展示されたり、試飲等のプロモーションが行われました。来館者にとって、それがアルザス・ワインの展示だとはわかりにくかったようですが、ボルドーやブルゴーニュではなく、敢えてアルザスだったことには国際紛争が絶えない現代にとっても意義深いことだと感じました。・・・・・

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●第6回「流行のオレンジワインって何?」

2025/10/20
ワインは8000年前からの歴史がある、と言われています。色合いで分類すれば、赤・白・ロゼの3分類というのは、専門家でなくとも常識とされています。ところが・・・、この10年程の間に急激に流行となって、新たに市民権を得たカテゴリーがオレンジワインといえるでしょう。・・・・・

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●第5回 「クリーンな有機栽培ワインと『自然派』の濁ったワイン?」

2025/9/22
フランスをはじめとした、ヨーロッパ・ワイン生産者の方向性と消費者の求める指向は、今日明らかに減農薬、有機栽培化へと向かっています。欧州会計監査院(ECA)特別報告書 によると、EUの有機ブドウ畑は2013年から2019年にかけて、244,322haから379,269ha(約55%増)と大幅な伸びを示し、EUブドウ畑全体の12%を占めるまでになりました。・・・・・

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●第4回 「土地の香りが漂うシャンパーニュ、レコルタンの魅力」

2025/8/18
地球温暖化で夏の暑さが増す昨今、スパークリング・ワインを以前よりも飲みたくなりますが、その中でもシャンパーニュは別格の飲み物です。特に華やかなパーティーの席上では、世界中でシャンパーニュが楽しまれます。 シャンパーニュといえば、一般市場に広く浸透している大手銘柄は、有名ファッション・ブランド(モエ、ヴーヴ・クリコは、LVMHルイ・ヴィトン資本傘下)を始めとした世界を網羅する国際酒類資本グループなどが経営権を持ち、その潤沢な資金力を背景にした広告宣伝によって、ブランド・イメージを高く印象づけています 。・・・・・

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●番外編 「ボージョレ・ヌーヴォー今昔物語」

2025/7/11
11 月第3週木曜日、というとワイン業界関係者のみならず、一般のニュースでも話題となるボージョレ・ヌーヴォーの解禁日です。本来ある程度熟成させてから瓶詰めされるワインは、早くても生産翌年以降に市場に出てくるものですが、収穫後 3 か月のその年のうちに楽しめるヌーヴォーは日本でも秋の風物詩として定着しています。今回はボージョレ・ヌーヴォーの歴史と今、というテーマで掘り下げていきたいと思います。・・・・・

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●第3回 「ロゼワインの国際化 プロヴァンス生産家達の抵抗」

2025/6/13
日本市場ではまだ小さなロゼワインですが、フランスでは1990年代から人気が高くなり、21世紀になって白ワインよりロゼワインの消費量が多くなるほど、ロゼワインの人気が高くなっています。特に夏になるとロゼワインが定番といわれるほどよく飲まれます。ロゼの中でもフランスのロゼ市場の7割を超えるのが南仏産、その中心がプロヴァンスのロゼなのです。これからの暑い季節に楽しむべき爽やかなワインとなります。・・・・・

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●第2回「国際巨大資本グループのワイナリー買収について」

2025/5/16
世界の大富豪、というと誰を思い浮かべるでしょうか?アメリカの経済誌フォーブスでの調査によると2023年度、2024年度と2年連続して1位になったのは、フランスのベルナール・アルノー氏で、資産額は 2330 億ドル(約34兆9500億円)でした。2位はイーロン・マスク氏(テスラ、スペース X)、3 位はジェフ・ベゾス氏(アマゾン)、4 位はフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏と有名人が並びます。 ・・・・・

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●第1回「ワイナリー次世代継承について」

2025/3/17
最近ブルゴーニュの有名ドメーヌを始めとして、フランスで多くのワイナリーに世代交代が行われています。親世代の多くは90年代から今日までの世界的ワインブームを牽引してきた輝かしい生産者たち。彼らからその子供たちの世代、主に80年代から90年代生まれの人たちに続々と継承されています。飯田の取り扱いとして身近なところでは、ヴォーヌロマネの名門グロ一族(ミッシェル・グロ、グロ・フルール・エ・スール、アンヌ・グロ)やアミオ・セルヴェルといったところでしょう。・・・・・

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