Eイカ チャコリーナ |
ほぼスペイン一周の旅の締めくくりは、バスク州のチャコリの生産者、イカです。
リオハから約2時間のドライブ中、カンタブリア山脈を越えると大きく植生が変わります。まるで日本を想起させる緑豊かな風景はビスケー湾の影響を直接受け、降雨量が多いためです。ここまでの旅では乾いたスペインの風景を見続けてきたので、目にホッと優しい癒しを与えてくれました。グリーン・スペインと呼ばれる、バスク、サンタンデール、アストゥリアス、ガリシアの沿岸部は、干ばつに悩む他のエリアに比べ、スペインでは例外的に雨には困らない地域ですが、黒ブドウの成熟は難しく赤ワイン造りは不向きとも言えます。
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| 畑はワイナリーの周辺に7ha所有。このエリアの年間平均降水量1600mmとDOゲタリアの平均1200mmより多い気候です。降水量が多い為、ベト病(ミルデュー)やうどんこ病対策が最大のチャレンジとの事。畑ではサステイナブル農法を実践、病害予防のトリートメントも環境に配慮した物を使用しているそうです。現在は若木が多く、降水量も十分なため、クオリティを上げるためグリーンハーベストにより8000~9000キロ/haに収量を制限しています。 |
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| 畝間に雑草を生やして水分の競争を促す |
列ごとにナンバリングし作業日程を管理記録 |
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イカは2012年設立の新しいボデガだけに栽培、醸造両面において最新技術を用い、環境、衛生面を徹底管理しています。
良いと思ったことや新技術には投資を惜しまず、どんどん積極的に取り入れ、よりよいワインづくりに邁進するというポリシーを感じました。
その一つが特許取得の画期的新醸造システム”オレステオ”。発酵途中に発生するCO2を集積し、10barで加圧冷却後タンクに貯蔵し醸造の様々な工程で使用しています。スペインの白ワイン代表的な産地である、リアスバイシャス、ルエダでは、機械によるバトナージュが一般的ですが、オレステオ のCO2利用による密閉タンク内バトナージュの効果はより嫌気的手法。タンクを開けずに炭酸ガスを吹き込むことでワインがタンク内で流動しバトナージュと同様の効果あります。しかも電力が不要で、オートメーション化により人員も不要というメリットがあります。
徹底した嫌気的醸造により、従来のゲタリアチャコリとは一線を画す、フレッシュ感があり、かつ熟成も可能なワインを生み出します。
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| 『ワインは食ありき』、ワインとフードのマッチングをコンセプトにレストランもワイナリーには併設されています。春から秋にかけては陽光を楽しめるテラス席が人気で、バスクガストロノミー界の有名シェフ、レストランとも交友があり、数々の著名人も訪れる人気のワイナリーです。
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