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03 ドメーヌの紹介 |
ドメーヌ・ジンクは、数世代にわたりエギスアイムでブドウ栽培農家だったポール・ジンクによって1964年に設立されたドメーヌです。息子のフィリップは1996年にドメーヌに参画しました。2004年ヴィンテージから醸造などすべてを担っています。
現在のドメーヌは14 ha強の面積があります。2008年からはオーガニック栽培に挑戦、長い間除草剤や農薬を使っている畑を見て問題を感じ、オーガニックに切り替えることを決意しました。
2011年には全てをオーガニックに切り替え、2018年からはビオディナミを取り入れています。2021年にエコセール認証とデメテール認証も取得しました。 |
●ドメーヌ4つのレンジ |
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フィリップがドメーヌを引き継いでから4つのレンジに分けました。
品種の個性を楽しむ「ポートレート」、プルミエクリュのようなイメージの「テロワール」、トップレンジとなる「グランクリュ」、そして「クレマン」です。
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<ポートレート>
畑山の麓にある畑。幅広いエリアの複数区画のブレンド。
土壌
レス(風積土)の軽い土壌
特徴フルーティで品種の個性が表現されたワイン。1〜3年で気軽に楽しめるワインです。
果実感中心のワインとなるので、ステンレスタンクで醸造し、爽やかさをキープしています。
<テロワール>
畑特級近くの畑を使用。ホルツヴェグやヴァッサーファール(単一畑)などの区画名。
土壌泥灰土石灰質、粘土石灰質、グレ(砂岩)の土壌がメイン
特徴品種よりもテロワールを感じるワインで、アロマは穏やかですが、複雑で深みがあり、ストラクチャーもしっかりとしています。特にミネラルもはっきりと感じるので、やはり土壌の影響が感じられるワインとなります。口当たりは果実感が前に出ますが、途中からミネラル感が勝りそのまま余韻まで長く続くようなワインです。
<グランクリュ>
畑プフェルシルベルグ(エギスアイム村)、アイシュベルグ(エギスアイム村)、ゴルデール(ゲベールシュヴィール村)
土壌プフェルシグベルグは泥灰土石灰質、アイシュベルグは粘土石灰質、ゴルデールは粘土石灰質とグレ(砂岩)
特徴品種の個性よりミネラル感が勝つようなワインで、最もテロワールの影響を感じます。スイスイ飲むようなものではなく、考えながらじっくりと飲むようなワインです。フィリップが最も誇りを持つレンジで、ビオディナミにより今後のグランクリュの品質は更に上がると期待しています。
<クレマン>
畑エギスアイム丘の麓に位置する区画。
土壌シルトと石灰質土壌。
特徴
ピノノワールとシャルドネを中心に使っているのが特徴です。(他社はピノブラン中心、リースリングやピノグリを使う生産者もいます。)もう一つの特徴は、常に20%ほどのリザーブワインを使用していることです。2つのヴィンテージがブレンドされ複雑さを与えます。 |
●栽培
エントリーからグランクリュまで同じ栽培方法で、ビオロジックとビオディナミを実践。全て手摘み収穫。
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●ワイン醸造
ポートレートはステンレスタンクで発酵熟成、テロワールとグランクリュはフードル(大樽)で発酵・熟成。フードルは1000L〜3000Lで、ヴォージュ産のオークを使用。オーストリアでは、フードルの有名メーカーがたくさんありますが、地元のものを使いたいという思いからヴォージュ産のオークを選んでいます。
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ワインに大きな影響を与える「畑」「土壌」
ドメーヌ・ジンクにとって最も重視するのは土壌です。
レンジの特徴の違いは、土壌です。ワインのクオリティやストラクチャー、余韻の長さなどは全てテロワールの違いから来ています。
ワインの味わいの違いは畑の段階で決まるので、畑をどう耕すか、どう剪定するか、いかに樹の根を土中深くまで張らせるか、いかに土の中の微生物の活性化を高めるか、どういう栽培方法を使ったらワインに土壌の特徴が表現されるかを常に考えています。フィリップにとってはこの栽培の部分が最重要課題であって、いかに良いブドウが収穫できるかがすべてという考え方でもあります。
醸造では、そのブドウの要素をきちんと守り、サポートするだけです。
<フィネス、エレガンスを重視>
レンジを問わず、フィネス・エレガンスを求め、飲み飽きしないワイン造りを目指しています。飲み口は、口当たりのインパクトではなく、余韻の長さを重視しています。
<常にペアリングを意識したワイン造り>
単独で飲むワインではなく、何よりも食事と合わせるワインを造りたいと思っています。瓶詰が終わったキュヴェは必ず一本自宅へ持ち帰り、食事前後、食事中と様々なタイミングで試飲することで、そのワインのポテンシャルや特徴がようやく分かるのです。
※↓ワイナリーのHPで、季節ごとのペアリング提案をしています |
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