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勉強会のテーマ |
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O1 アルザスについて |

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アルザスはフランス国内で最も北東に位置している産地です。1,5万haほどの面積のとても小さなエリアで、フランスの全栽培面積の2〜3%に過ぎません。(ボルドーは12万ha、ラングドックルーシヨンは18万ha)
アルザスのブドウ畑は、ヴォージュ山脈の麓に幅 2 〜 4km、南北100kmに広がります。
ヴォージュ山脈のおかげで太平洋からくる雨雲が遮られており、降雨量がフランスで最も少ない地域のひとつです( 500〜600mm/ 年)。
雨の降らない秋が長く続くため、ブドウはゆっくりと完熟します。こうした点からドイツなどとは異なり、辛口の白ワインが造られる傾向にあります。
南フランスに比べ日照時間も少なくなりますが、降雨量も少なくなります。
北から南まで多様性豊かなテロワールを持ち、村によってテロワールも変わります。
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土壌
粘土(泥灰土)、石灰岩、花崗岩、砂岩、シスト、沖積土など 13 種類と多様性に富んでいます。
ブドウ品種
(白)リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカ、ピノグリ、ピノブラン、シルヴァネール
(赤)ピノノワール
昔から白ワインの産地であり、気温が高くならないため、白ワインを造るのに適しています。
アペラシオン
ACアルザス、ACクレマン・ダルザス、ACアルザス・グランクリュ
アルザスワインの特徴といえば、アロマティックでフルーティかつドライな白ワインです。ブルゴーニュのシャルドネなどと違い、白ワインの樽熟成はあまり行いません。
特にグランクリュからは、アルザスのテロワールを表現した熟成可能なワインが生まれます。
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ドメーヌ・ジンクのあるエギスアイム村は、伝統的な建築様式や石畳の街並みが美しいコルマール村に近く、5キロほど離れたところにあります。
フランス国内でも、高品質なワインの産地として名高い村です。
人口約1500名。ワイナリーは約30軒。ホテル10社ほど、レストラン10社ほどの小さな村です。
ブドウ畑に囲まれた、ワインと食文化(ガストロノミー)が中心となる村です。
村の中心市街地は円環状に広がり、その歴史は12世紀にまで遡ります。その周りには広大なブドウ畑が広がりその奥には標高1,500mのヴォージュ山脈があります。 |
近くのコルマール村はフランスで最も降雨量が少ない街のひとつとして有名ですが、この山脈のおかげで雨雲が止められ降雨量が少なくなるためです。
ただし曇りになることが多く、夏場や収穫時期には気温が下がるので、白ワインのブドウにとても良い環境です。 |
●エギスアイム村のテロワール
エギスアイム村は粘土が多いのが特徴。乾燥に強い土壌で保水力が高いので、有利な土壌です。
この優れた土壌のおかげでアイシュベルグとプフェルシグベルグという2つの畑がグランクリュに登録されています。 |
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