アルザスワインの特徴
アルザスのブドウ畑は、ヴージュ山脈東側に幅2〜4km、南北100kmの
範囲に約1万5千haが存在し、生産量は、フランスワイン全体の2%と
小さいエリアです。(生産比率は白80%、赤10%、泡10%)
土壌は、粘土、沖積土、花崗岩、火山性など15種類と多様性に富んで
います。降水量は500mm/年(大阪約1300mm)と少なく、これは、
大西洋の風に乗ってきた雨雲が、ヴォージュ山脈の西側で雨を落とす
事が原因です。また、6,7月は暑く、ブドウの熟す8月中〜10月は気温が
下がります。特に夜温が下がる為、「酸」を多く保ったままブドウが
成熟します。
これにより、アルザスワインの特徴である、アロマティックでフルーティ
かつドライな白ワイン、また熟成可能なワインを造ることが可能になります。
ドメーヌのあるエギスアイム村は住人は1500人、30軒のドメーヌがあります。
アルザスの中でも品質に優れた5、6産地の1つにあげられるエリアで、醸造所は
村の中にありますが、畑はヴージュ山脈麓の丘から平地に点在しています。 |
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