2016年3月、トスカーナ州キアンティ・クラシコ地区のワイナリー、
「ファットリア カルピネータ フォンタルピーノ」から、オーナーの
ジョイアとフィリッポ兄妹が揃って来日されました。
ファットリア カルピネータ フォンタルピーノは19世紀初頭から続く
ワイナリーで、1960年代からファミリーの所有となりました。前オーナー
(ジョイアの父)の死により一時は荒れてしまっていましたが、
1990年に二人が引き継ぎ、フィリッポさんは建築家となって醸造所を再建、
ジョイアさんは醸造家となってワインを造る、という二人三脚で見事に
ワイナリーを蘇らせました。
イタリア女性醸造家の先駆け
ブドウ栽培からワイン醸造・熟成まで、全ての生産段階において担当する
ジョイアさんですが、彼女が勉強をしていた20年前は、イタリアにはほとんど
女性醸造家はいませんでした。
そんな中、醸造コンサルタントのカルロ・フェリーニと組み、リカーゾリ等
著名な生産者にアドバイスを行うイタリア屈指の女性醸造家となり、現在も
コンサルタントとして活躍しています。
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