オーナーのロジェールについて |
ロジェールは13歳からアルバロ・パラシオスに師事し、ワイン造りについて学び、しっかりと経験と実力を身につけたインテリジェンス溢れる醸造家。真摯に仕事に取り組む真面目な方です。
エルモラール村の村長も務めるなど地元への深い愛情を持ち、小さな村で生まれ育った中でも、多くの出会いを通して世界に目を向けたオープンマインドな考え方の持ち主です。
自然への敬意を払う姿勢は、生き方そのもの。決してビジネスやマーケティングのためではありません。
営業パートナーの原田郁美さんは、ロジェールの1番の理解者であり、サポートに徹しています。スペインと日本との架け橋となる存在です。
長い歴史を大切にしながら、将来を見据えて新しいことへ挑戦し続けるワイナリー。それこそがグリフォイ・デクララの魅力です。
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セミナーのテーマ |
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O1 エルモラール村にようこそ! |
歴史ある村エルモラールとグリフォイ家
ワイナリーがあるエルモラール村は、DOCaプリオラートとDOモンサンの両地域にまたがる村。推定2,700年前からワイン造りが行われていたことが立証された歴史ある産地です。
人口300名ほどの小さな村で、平均年齢は65歳以上。高齢化と過疎化に悩むこの村を、ロジェールが村長として「ブドウとオリーブとアーモンドで村を元気に」をスローガンに掲げ、村おこしを行っています。
グリフォイ家は、1880年からこの地でブドウ栽培と醸造を営んできました。
1990年前後からのプリオラートの世界的ブームの影響で、外国の醸造家や投資家が新たにワイナリーを設立した事例がほとんどの中、昔からのブドウ栽培一家がワイナリーを所有しているのはほんの一握り。
グリフォイ家は、先祖代々伝わるブドウ畑により、古木の保有率はプリオラート屈指。それを未来にも引き継いでいくために、自然に敬意を払ったワイン造りを行っているのです。
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エルモラール村の4つの特徴
標高:110m〜565mという高い場所にあり、 急斜面の厳しい地形のため機械が入らないので、すべて手作業。時々転落死などの悲しい事故が起こるほど、命がけでワインを造る産地です。
年間降水量:約200mm。プリオラートの中でもとても乾燥しています。村の四方を囲む岩山が、地中海からの湿った風や雨を阻むので、一年を通して晴天。この過酷な環境が有機栽培を可能にしています。
気候: 地中海性気候。山の影響が強く、昼夜の寒暖差が大きくなります。
土壌:リコレリャと呼ばれるスレート(粘板岩)土壌。石灰岩質の粘土、ロームなどの土壌が複雑に交じり合った場所がエルモラールの特徴です。
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エルモラール村のテロワール
プリオラートの土壌:リコレリャが一番の特徴。3億6000万年前に形成されたとても古い土壌。昔海底だったものが4000万年前に、隆起して地表に現れたので非常にミネラル豊富な土壌です。
マウンテン・ワインズの土壌:リコレリャに粘土、石灰岩やロームが混ざり合った多様な土壌です。
そしてもうひとつの特徴は年中吹く風!!内陸からの風と、地中海からの湿った風が吹きます。
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プリオラートでは全部で12の風があると言われています。それが山々に反響して駆け巡り、とても健康な状態でブドウが育ちます。いつもはとても乾燥しているプリオラートですが、今年は5月に雨が降ってベト病が発生しました。被害が多かった理由として、長老が言うには、今年は1ヶ月間この風がぴたりと止まった時期があった。風が吹かなかったのでベト病がかなり進んでしまったとのことです。グリフォイは生産量25%減ですが、良いクオリティのブドウを選果しているので、ロジェールが良いワインにしてくれると思います。 |
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土着品種:カリニェナは、ガルナッチャと比べ3倍くらい果皮が厚い品種です。エルモラールはカリニェナが完熟する場所と言われています。プリオラートの中でも日照時間が長く、乾燥しているためです。
そのため、グリフォイのフラッグシップはカリニェナ100%となっています。
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