シュール・ダルクは1946年にリムーに設立された協同組合です。大西洋、地中海とピレネー山脈にはさまれた約1,800haもの畑を管理する、リムーのみならず南仏を代表するワイナリーで、協働する205軒の栽培家によって所有されています。現在同社を運営しているのは、その全ての栽培家によって選出されたピエール・ルイ・ラファルジュです。
シュール・ダルクは産地のリーダー的存在であり、2017年では約1,000万本を生産し、リムーの全ワイン生産量の60%以上を占めています。その大半はAOCのスパークリングワインで600万本、AOCの赤白は僅か30万本、残りはヴァン・ド・ペイにあたります。ただ近年は相次ぐ収穫量減少の影響で生産量が需要に追いつかず、新たな顧客を断らざるを得ない状況になっています。
シュール・ダルクの顧客の60%前後がフランス国内で、残りは約60カ国に輸出されています。現在はリムーに合計5.3万uの2つの醸造所を所有し、更に3ヵ所目を建設中です。またスパークリングワインの瓶内熟成用に1,100万本を保管できるセラーを、スティルワインの樽熟成用には別に2,000uのカーヴも所有しています。
品質管理にも徹底的にこだわっており、畑から瓶詰めまでのトレーサビリティーはISO9001、衛生管理はISO2200に加え、IFSやBRCなどを認証取得しており、どの認証も毎年更新されています。 |