ワイナリーのスタートは1971年、繊維業で成功を収めたアルナルド・カプライ氏が夢であったワイン造りを行うため、モンテファルコ村のヴァル・ディ・マッジョの畑を5ha取得しました
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数種の品種が畑に混植されるのが普通だった時代に、サグランティーノ種のみを植えることはかなり革新的な事でした。
元来モンテファルコは葡萄栽培が盛んでしたが、フォリーニョ、テルニ等の重要な工業都市が近くにあり、第二次大戦後の高度成長期に若年労働力を多く必要としたため多くの若者が農業を捨て工場で働くようになり、農村は荒廃していました。
そんな状況の中個性が強烈でその上収穫量が少なく、第二次世界大戦以降あまり作られていなかった貴重な土着品種サグランティーノを復活させた事は、大きな賞賛に値しました。 |