マウンテン・ワインズ(MWEM)とは、
カタルーニャ州タラゴナ県コマルカ・プリオラート(プリオラート地区)のエル・モラール村で、
山の影響を受けた独特のテロワールを持つ区画から生産される高品質ワインの認証名。
( ENAC(スペイン国家認定機関)により認証) |
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<マウンテン・ワインズを設立した理由>
1.エルモラールという特殊な村のテロワールをより深く追求することで、この土地ならではの高品質なワイン造りに活かす為
2.自然に敬意を払った有機栽培を継続する為
3.トレーサビリティをより明確にする為
4.高齢化と過疎化に喘ぐエルモラール村を、
ワイン造りで元気にし、古くから伝わる農業・
文化と原風景を守る為
エル・モラール村は、60%はDOCプリオラート(特選原産地呼称)、
40%はDOモンサンにまたがる特殊な村であることから、
2つの原産地呼称(DO)に自社畑とワイナリーをそれぞれ所有する、
グリフォイ・デクララが2017年から提唱してきた新カテゴリー。
グリフォイ・デクララは2017年、DOモンサンを脱退。2018年1月から、以前DOモンサンに認定されていたぶどう畑・ワイナリーと、そこで造られたワインは全て、より高い品質とテロワールの追求と、
環境を守る為にオーガニック農法で、マウンテン・ワインズ (MWEM)として生産されている。
MWEMを名乗るには、実に細かく厳しい条件をクリアしなければならない。
<マウンテン・ワインズ 10の特徴>
1.テロワールの重視・強化の為、エルモラール村の
グリフォイ・デクララの自社畑に限る
2. 環境保護の為、除草剤、農薬など不使用のオーガニック栽培(2000年からはセクシャル・コンフュージョンも導入)
3.手摘み(剪定、グリーンハーベストなど全て手作業)
4.90%以上が土着品種であるガルナッチャ(ブランカ)、カリニェナ
5. 全体の70%以上のぶどう畑は、樹齢35年以上
6.ミネラル豊富なスレート土壌「リコレリャ(粘板岩)」を筆頭に、
ローム(パナル)、粘土、石灰岩など混ざり合った複雑・多様な土壌構成
7. テラスと斜面に広がるぶどう畑の半分以上が、25度以上の急斜面
8. 少ない降水量。年間200mm前後
9.朝晩、夏冬の寒暖の差が大きい。ミクロクリマ
10. スペイン国家認定機関の厳しい監査をクリア
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